平成21年9月定例会総務委員会(平成21年10月6日)
○リニアの工事による水源枯渇について
○中国の商標登録出願について
○山梨県高校生修学支援基金条例について
○県有施設内の自動販売機設置について
○山梨県立大学の授業料減免制度について
○山梨県立大学の大学院設置について
○国の第1次の補正予算にかかわる国庫補助金等の状況について
リニアの工事による水源枯渇について
山下政樹  きょうの山日新聞に、リニアの工事に関して、いわゆる水源がかれてしまったという記事がありましたが、県が認識している状況を報告していただければと思います。
小林明企画部次長  本日の山日新聞に掲載されておりますけれども、リニアの工事が原因で水源が枯渇をしたという問題でございます。これにつきましては、笛吹市の御坂町竹居地区の簡易水道の水源が、リニアのトンネル工事の段階で、いわゆる水源の水がたまっている地中の帯水ゾーンがあるんですけれども、そこの部分のところへ工事が当たりまして、それによってその水源の水がトンネルのほうに流れてきてしまった。したがって、地表の川とか、そういうところの水が枯渇してきたということでございます。6月にそのような兆候があらわれまして、それにつきまして地元と協議をしながら、どのような形でその水源の対策をしていくか、あるいは補償をしていくかということについて現在協議をしていると認識をしております。
山下政樹

 正直申しまして、きょう新聞を見て初めて知ったんだけれど、6月にその協議があったということだけれど、それはリニアの推進機構から県に報告があったんですか。それとも、住民から何か県に問い合わせがあって、県が推進機構に問い合わせたのか。その辺、ちょっと教えていただきたい。

小林明企画部次長  6月に地元のほうから、川の水が少なくなっている、あるいは簡易水道の貯水の量が少なくなっているという状況の報告がございまして、それをすぐ県でも、機構と、それから市の三者で調査をいたしまして、何が原因かということで対応してきました。これは機構も認めておりますが、恐らくリニアの工事によって、想定外のところにその水源があったということによりまして、その水源の水が枯渇してきたのであろうということで、その後、地元住民、地元の区と、それから市で今協議を重ねているという状況でございます。
山下政樹

 これは機構とよく相談する話だと思いますから、県としてはきっちり対応していただきたいんですけれど、今言うように、ちょっとこれもまだ新聞だけの話ですから、要するに、今度は使っている水道水の料金も変わってくるんじゃないかなんていう話もある。何かこれだけだとわからないですけど、30年間料金を負担すると、機構が言っているということなんですけど、本当に30年間補償するなんて機構が言っているんですか。わかる範囲で結構です。

小林明企画部次長  竹居地区との協議の内容に入るわけでございますけれども、現在、鉄道・運輸機構でいろいろな方法を考えているということでございますけれども、リニアのトンネルができて、その後、水源が復旧すれば、それはそれでよろしいわけですけれども、そうでない場合には、今、簡易水道を使っておりまして、緊急避難的に笛吹市の上水道を今つないでいるわけです。簡易水道と上水道ですと水道料に相当差がありますので住民負担があるということになるわけですが、最終的に笛吹市の上水道につなぐということで住民の皆様方の御了解が得られるのであれば、その場合には水道料金の差等もありますので、30年間補償をしていくということも1つの考え方ということでございます。また、水源が復旧するというケースもございます。トンネルはコンクリートで最終的には固めますので、トンネルのほうへ来ていた水が、また戻ってくるというケースも考えられますので、そうした場合にはその水源をまた利用してやっていくと。もちろん、パイプとか、そういうものの敷設等は機構のほうでやるというような方法もございます。今、その辺のところを、住民の皆さんと話し合いをしながらどういう方向にしていくかということを検討しているという段階でございます。
山下政樹  大いにしっかりやっていただきたいんですけれど、さあ、まだまだこれからトンネルを掘るわけですよね。その辺はなかなか、今言うように、調査したんだけれど、想定外のものが出てきたということのようですから、いわゆるルートを今度変えて南アルプスのほうにもトンネルを掘っていくということでございますから、同じような現象がまた出るかもしれない。その点、大変危惧するところなんだけど、その辺はどうでしょう。
小林明企画部次長  JR東海あるいは鉄道・運輸機構で地形・地質調査を行いまして、おおむね問題はないということになっています。実際にルートを決める際には、問題がありそうなところは避けてルートはもちろん決めるんですけれども、そうした場合でも、実際には、いざ工事に入る直前によく調査をしないと、ピンポイントで水脈がどうなっているとか、それはなかなかわかりづらいということはございます。したがって、今回のようなことも起こり得る可能性は当然あるわけですが、その際にも、影響が最小限になるように、工法等の工夫、あるいは住民の皆さんとの話し合いをしながら工事というものは進めていかなければならないと考えております。
山下政樹

 大いによく機構と話をしていただいて、そういったことが二度と起きないような形で進めていただきたいと思います。

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