平成26年12月県議会定例会 一般質問
山下政樹 私は、自由民主党・創明会の立場から、今定例会に提出されました案件並びに県政一般について質問いたします。

 質問に先立ち、二期八年にわたり、強いリーダーシップで県行政を牽引してこられた横内知事の昼夜を分かたぬ御労苦に対し、衷心より深く感謝申し上げます。

 横内知事が残されたすぐれた業績については、既に先輩・同僚議員が言及されており、質問時間も限られていることから、多くを語ることはいたしませんが、長年にわたり、県政の課題となっていた負の遺産に対し、臆することなく、前向きに、そして誠実に解決されてきた姿勢には、心から敬意を表するものであります。

 私も、ふるさと山梨、そして笛吹市のさらなる発展のため、幾多の困難や課題に真正面から取り組み、その解決に向けて、今後とも全力を尽くしていくことを改めて心に刻み、質問に入ります。

◯横内知事 山下議員の御質問にお答えをいたします。

 ただいまは、私の政治姿勢に対する評価と、これまでの県政運営への過分のねぎらいのお言葉をいただくと同時に、ふるさとのさらなる発展のために御尽力をなさるとのお言葉を賜りました。

 これまでの御支援に改めて感謝を申し上げますと同時に、残された任期を誠心誠意、力を尽くしてまいりますので、変わらぬ御支援、御協力をお願い申し上げます。



1.円安による本県経済への影響と地場産品の輸出促進について

(1)県内企業に対する経営支援について

山下政樹 最初に、円安による本県経済への影響と地場産品の輸出促進についてであります。

 まず、県内企業に対する経営支援について伺います。

 今月八日、二〇〇七年八月以来、七年四カ月ぶりに一ドル百二十一円台半ばとなるなど、このところ急ピッチで円安が進んでおります。

 これは、二〇〇八年のリーマンショック以降、政策金利をほぼゼロとするゼロ金利政策と、大量の資金を金融市場に供給する量的緩和政策をとり続けてきたアメリカが、量的緩和政策を終了した一方、デフレ脱却を目指す日本は異次元の金融緩和をとり続けるなど、日米の金融政策の違いが鮮明になってきたことなどに起因するものと考えられています。

 世界経済においては、さまざまな事象が複雑に絡み合い、どのような変化が起こるのかを正確に見通すことは極めて困難ですが、経済の基礎的条件に大きな変化がなければ、こうした円安傾向は今後しばらく続くものと考えられます。

 円安により利益を受ける企業がある反面で、最近の円安により燃料や原材料の輸入価格が高騰し、企業経営を圧迫している事態も生じていると聞いております。最近、輸入した原料でつくられる食料品を中心に、生活必需品も値上がりが続いております。本県には中小企業が多いことから、本県経済の先行きについて心配する声も聞かれます。

 そこで、このまま円安が続くとすれば、県内企業に対する経営支援が必要であると思いますが、県の御所見をお伺いいたします。



◯産業労働部長 山下議員の県内企業に対する経営支援についての御質問にお答えします。

 県中小企業団体中央会の緊急調査によりますと、製造業を中心に約五割の企業が、円安の影響があると回答し、そのうちの六割以上が、原材料等の高騰によるコストの上昇を販売価格に転嫁できず、収益が悪化しているとのことであります。

 このため、県では、原材料価格の高騰等により、経営に影響を受けている企業に対しまして、経営環境変動対策融資による支援を行うとともに、専門の相談員による金融相談を実施して、また今月上旬には、県内金融機関に対しまして、資金繰りの安定化や経営改善に向けた支援を要請しております。

 さらに、各商工団体に対しまして、中小企業からの県制度融資などの金融相談や、下請取引などの経営相談に対しまして、きめ細かい対応を要請するとともに、国の経済対策や県内経済に関する情報を共有し、必要な支援に取り組んでまいります。

 以上でございます。



(2)地場産品の輸出促進について

山下政樹 地場産品の輸出促進について伺います。

 二〇一一年十月の一ドル七十五円七十八銭の戦後最高値と比べれば、現在の水準は、同じ一ドルであっても、訪日旅行者などにとっては約一・五倍の買い物ができることになり、また、国内の生産者にとっては三分の二程度の価格で、地場産品を海外に輸出して販売できるという極めて有利な状況になっています。

 現下の円安を最大限に生かし、ワインを初めとする地場産品の輸出拡大を積極的に進めるには、絶好の機会であると思います。

 そこで、こうした状況を踏まえ、私は、アジア諸国やヨーロッパ等の為替レートが上がった国々に対して、地場産品を積極的に売り込んでいくことが必要であると思いますが、どのように取り組まれていくのか、お伺いいたします。

◯横内知事 地場産品の輸出促進についての御質問がございました。

 最近の円安の傾向は、議員御指摘のとおり、地場産品の海外への販路開拓の取り組みを後押しするものでございまして、特に海外との厳しい競争にあるワインに関しましては、市場獲得に向けての好材料になるチャンスだと考えているところであります。

 そこで、これまでのプロモーション活動により、英国の大手の小売業者に取り扱いが開始されるなどの成果があらわれ始めた甲州ワインEU輸出促進プロジェクトにつきましては、円安による販売価格の低下で、一般消費者へのさらなる浸透が期待されるところから、本年度も引き続き支援をしていきたいと考えております。

 また、ジュエリー、繊維など、他の地場産品につきましても、海外での市場獲得を図るため、専門家による個別指導や海外進出の可能性を分析するワークショップを行いまして、商品開発力を高めると同時に、海外におけるプロモーション活動や展示会への出展を県として支援していくこととしております。



2.新山梨環状道路東部区間の整備について

山下政樹 新山梨環状道路東部区間の整備についてであります。

 新山梨環状道路東部区間については、今年度までに、甲府市西下条から笛吹市石和町広瀬までの約七キロメートルが事業化となり、既に供用済みの環状道路の南部区間から国道二十号に至る全区間で、事業が進められることとなりました。

 このような中で、去る十月十七日に、国がJR東海にリニア中央新幹線の着工を認可し、品川から名古屋間が平成三十九年開業に向けて動き始めました。

 私は、リニア新駅へのアクセス道路ともなる新山梨環状道路は、リニア中央新幹線の開業までに全線を開通させることが、本県の活性化に不可欠であると考えます。

 県は、新山梨環状道路の東部区間を進めるにおいて、測量の立ち入りなどのため、予定区間の沿線地域で、地元の自治会ごとに説明会を行っているということであります。説明会においては、道路の構造について、盛り土構造が主体であると説明されているとのことですが、説明を受けた住民の中には、道路がどのような形になるのか、どのような景色になるのか、想像することができずに困っている方もいます。

 また、説明会が開催された自治会のうち、特に住宅が密集している笛吹市石和町唐柏地区は、「防犯面や教育環境の悪化など、不安が拭えない」との理由から、先般、県に対して、盛り土ではなく高架構造に見直すよう嘆願書を提出したと聞いております。

 改めて言うまでもなく、道路を建設するには、そのルートに当たる地域住民の理解や協力がなければ、進められるものではありません。私は、事業者には、住民が不安を抱くことのないよう丁寧に説明し、安心を与える責任があると思っています。

 市街地を走る新山梨環状道路を建設するにおいては、少なからず課題はあるとは思います。

 しかし、この道路が県民生活にもたらす効果をしっかりと理解していただき、円滑に事業を進めるには、地域の皆さんが納得できるような事業計画とするとともに、沿線に生活する住民の環境悪化を極力低減するよう配慮しながら、この東部区間を整備していくべきと考えますが、県の御所見をお伺いいたします。

◯県土整備部長 山下議員の御質問にお答えします。

 新山梨環状道路東部区間の整備についてであります。

 東部区間の事業計画につきましては、都市計画や環境アセスメントの手続などを通じ、計画の策定段階から、幅広く地域の意見を取り入れてきたところであります。

 このうち、甲府市西下条から落合までの一・六キロメートルについては、事業計画に地域の皆様の御理解をいただき、本年度より、用地買収や一部工事に着手したところであります。

 また、本年度事業採択された甲府市落合から笛吹市石和町広瀬までの五・五キロメートルについては、六月から八月にかけて、地区ごとに事業計画に関する説明会を実施しており、地域の皆様から構造等について、さまざまな要望をいただいております。

 このため、今後も、地域の皆様の理解が得られるよう、丁寧でわかりやすい説明に努めるとともに、生活環境への影響に配慮しながら、道路構造の検討を行ってまいります。



3.県産果実のブランド力向上の取り組みについて

山下政樹 県産果実のブランド力向上の取り組みについてであります。

 本県農業生産額の五六%を占めている県産果実の販売を促進していくには、高い栽培技術に裏打ちされた県産果実のブランド力を高め、消費者の購買意欲を高めていくことが有効であると思います。

 江戸時代には甲州八珍果と言われたように、県内では、ブドウや桃のほかにも、さまざまな果樹が栽培されております。

 私の地元、笛吹川沿いの地域で生産されている富有柿は、非常に品質が高いことから、奈良や岐阜、和歌山など、古くからの産地にも引けをとらず、市場でも高い評価を得ております。

 しかしながら、こうした評価も、いま一つ、消費者まで浸透していないというのが実情であり、このような果実を名実ともに全国屈指のブランドとするには、今後、さらなる取り組みが必要であります。

 ブランド力を向上させるということは、県産果実の高品質性に見合ったイメージや付加価値を備えるとともに、発信力の高いPRによって、消費者の信頼を確固たるものとしていくことであります。

 そのためには、生産量日本一のブドウ、桃、スモモに限らず、フルーツ王国山梨を代表する果物を、統一したイメージでPRしていくことが重要であり、こうした取り組みにより、県産果実全体の評価を高め、ブランド力を上げることにつながると思います。

 横内知事は、ことしの夏、首相官邸を訪問され、安倍総理大臣に県産のブドウや桃をPRされましたが、こうした話題性のある取り組みを他県に先んじて行うことが必要であると思います。

 そこで、県産果実のブランド力の向上のため、これからどのように取り組んでいくのか伺います。

◯横内知事 県産果実のブランド力向上の取り組みについての御質問がございました。

 県産果実のブランド力向上のためには、できるだけ多くの消費者に県産果実の品質の高さを知っていただくと同時に、恵まれた自然環境や、とれたての果物を首都圏に供給できる立地条件など、産地としての圧倒的な優位性をPRしていくことが重要でございます。

 そのため、富士の国やまなしの逸品農産物認証制度によりまして、富有柿を含めまして県産果物の統一ブランドを構築するということと同時に、毎年、年二回、JAの皆さんと一緒に全国各地にトップセールスを行い、また、全国約千カ所での対面試食販売セールスも行っております。さらに、甲斐八珍果の歴史や産地のこだわりを紹介するパンフレットを作成、配布するなど、ブランドの浸透、定着をいろいろな方法で図っているということでございます。

 また、有名洋菓子店や飲食店への働きかけによりまして、都内高級レストランでの県産フェアが企画されるなど、高品質ブランドとしてのイメージ強化にも取り組んでおり、今後とも、より効果の高い宣伝や販売方法を検討しながら、さまざまなPR活動を展開し、県産果物のブランド力向上に取り組んでまいる所存でございます。



4.信玄公祭りの本県振興への更なる活用について

山下政樹 信玄公祭りの本県振興へのさらなる活用についてであります。

 我が自由民主党・創明会では、去る十月二十七日から、地域振興をテーマとして政務調査を行い、徳島県と高知県を訪れました。

 徳島県では、四百年の歴史を有する阿波踊りを、観光客を誘致するためにどのように観光資源として活用しているのかについて調査してまいりました。

 御承知のとおり、徳島の阿波踊りは、毎年八月十二日から十五日までの四日間開催される、世界でも名を知られた夏祭りであり、国内はもとより国外からも多くの観光客が訪れます。この祭りの見せ場はもちろん踊りですが、踊りを演ずる団体である連は、伝統ある有名な連はもちろん、企業による連、学生による連など、千を超える多種多様な団体が参加し、県民全体で祭りを盛り上げています。

 また、その連は徳島市内のメーン通りに限らず、市内数カ所のおどりロードや、おどり広場など至るところで踊っており、市内全てが阿波踊りで埋め尽くされています。

 また、この祭りの大きな特徴は、訪れた誰もが、にわか連を構成して祭りに参加できることにあります。私は、地元住民と観光客が一体となって祭りをつくり上げていることが、不動の人気となっているのだと改めて感動いたしました。

 さて、本県最大のイベントである信玄公祭りでありますが、観光客を順調に集めているようですが、メーンは武田二十四将を模した武者行列であります。確かに、武者の数はギネス記録の世界一ではありますが、千人規模であり、祭りの参加者となると、阿波踊りにははるかに及びません。

 また、武者行列への参加者は、二十四将の一つの部隊につき四十名と制限されており、周辺で開催されるイベントでも、参加者の数は限られています。

 私は、今後、この祭りを本県の活性化にさらに生かしていくには、ますます集客力のあるイベントとして、盛況にしていくことが必要であると思います。

 それには、県民全体や、ひいては観光客も自由に参加できるような工夫も考えていくことが必要であると思います。

 例えば、自分でデザインし、手づくりした甲冑や、戦国時代の衣装で参加するイベントをつくるなど、誰もが参加しやすいようにしていくことが必要ではないでしょうか。

 また、武者行列が、決められた通りを歩いたり、舞鶴城公園でのイベントだけではなく、甲府市内のあちらこちらや、県内各地がこの祭りで一色になるようなアイデアも考える必要があるのではないでしょうか。

 そこで、信玄公祭りを、国内はもちろん、海外の観光客からも評価される本県最大のイベントとして、ブランド力をさらに高め、本県の振興に活用するため、誰もが参加できるような工夫が必要と考えますが、県の御所見をお伺いいたします。

◯観光部長 山下議員の信玄公祭りの本県振興へのさらなる活用についての御質問にお答えいたします。

 明年で四十四回を数える信玄公祭りにつきましては、参加者ばかりでなく、県民や観光客が楽しめるイベントとなるよう、これまでさまざまな見直しを行ってまいりました。

 本年の祭りにおいては、本陣隊への一般公募に加え、手づくり甲冑隊の参加など、観光客が参加できる新たな取り組みを行ったところであります。

 今後も、祭りの古きよき伝統と格式を受け継ぎながら、武将や領民姿などで参加できるパレードの実施や、観光客と一体感を持たせる演出の工夫など、より多くの方々が参加し楽しめる祭りとなるよう、さらなる見直しを進めてまいります。

 以上でございます



5.河川の改修について

山下政樹 河川の改修について伺います。

 近年、地球温暖化の影響などによる局地的な集中豪雨や、大型化した台風による大雨などの異常気象が頻発しています。

 市街地では、地表がアスファルトやコンクリートで覆われたことで、保水能力が失われ、浸水被害が発生しています。

 私の地元、笛吹市においても、市街化が進んでおりますが、石和地区においては、国道二十号沿いへの商業施設や娯楽施設などの進出が相次ぎ、かつて農地であった場所も、開発が進んできております。

 この地域を流れる渋川は、これまで下流から順次、改修が進められてきましたが、未改修となっている上流には住宅も多く、氾濫した場合には、大きな被害が出ることが心配されます。

 また、これまで改修された区間においては、地元の住民が清掃活動などを実施しておりますが、草木が茂ったままになっている状況も見受けられ、十分に対応できない箇所も生じております。

 そこで、渋川の改修工事が終わっている箇所の上流は、今後、どのように改修を進めていくのか。また、改修済みの区間については、どのように維持管理を行っていくのか、お伺いをいたします。

 また、笛吹市春日居地区には、桃やブドウなどの果樹地帯が広がっておりますが、西関東連絡道路の開通などにより、北部では宅地化が進行するなど、土地利用が変化しております。

 この地域を流れる平等川は、これまで台風などにより、たび重なる水害が発生しており、これまで下流から順次、改修が行われてきています。

 しかし、春日居地区の北部においては、川底が高く、勾配も急であるため、もしも大雨で堤防が壊れると、大変な被害が発生するおそれがある河川であります。

 本年十月六日にも、洪水が起きる危険性がある氾濫危険水位に達し、笛吹市の住民は非常に不安を感じたところであります。

 そこで、地域住民の安心を確保するために、今後、どのように整備を進めていくのか御所見をお伺いいたします。

◯県土整備部長 河川の改修についてであります。

 まず、渋川についてでありますが、総延長約六・三キロメートルのうち、濁川との合流点から石和中学校付近までの約三・八キロメートルについて、昨年度までに改修を終えたところであります。

 今後、河川断面が小さく、護岸が老朽化している国道二十号までの区間約一キロメートルについて、下流から速やかに改修してまいりたいと考えております。

 また、改修済み区間の維持管理につきましては、河川清掃などについて、引き続き、地元の皆様の御協力をいただくとともに、緊急性の高い箇所から樹木の伐採を行うなど、適切な維持管理に努めてまいります。

 次に、平等川については、総延長約十二・九キロメートルのうち、笛吹川との合流点からフルーツラインの笈形橋までの約九キロメートルについて、本年度中に改修が完了する予定であります。

 今後、氾濫の危険性が高い笈形橋より上流約七百メートルについて、早期に改修してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



6.食を生かした観光振興について

山下政樹 最後に、食を生かした観光振興についてであります。

 本年度、山梨県においては、JR東日本と協働した観光キャンペーンを春と秋のシーズンに実施いたしました。

 春の観光キャンペーンでは、JR東日本八王子支社と協働して、春の山梨を歩くウォーキングイベントなどを実施し、誘客を図りました。

 秋のキャンペーンでは、山梨での出会いをテーマに、人や自然と出会う旅を提供したほか、おもてなしを実践する地元の方々とともに、「山梨おごっそう物語」と題して、秋だからこその、こだわりグルメなどを提供し、山梨ならではの旬の恵みとの出会いをPRし、多くの観光客の皆さんにお越しいただきました。

 また、市町村や関係団体においても、このキャンペーンに合わせて、さまざまな誘客活動を展開いたしました。石和温泉観光協会では、このキャンペーンに引き続いた取り組みとして、県産食材にこだわったメニューづくりを推進し、「こぴっといい朝めし(しっかりしたこだわりの朝食)」をキャッチコピーに、宿泊客の増加を目指したキャンペーンを準備しております。

 また、甲州市では、十月十日を甲州ワインの日と定め、甲州ワインによる乾杯の習慣を広め、魅力を伝えようと、甲州ワインの普及の促進に関する条例を制定いたしました。

 言うまでもなく、食は旅行の大きな醍醐味の一つであります。食の魅力を創出することは、生産地を訪れ、買って、食べて、調理までも体験するといった新たな観光資源を生み出すことにつながります。

 ブドウやワインは、観光ブドウ園やワイナリーをめぐる旅を生み出し、ブドウの収穫体験やワイナリーでの生産見学など、新たな地域の魅力となり、観光客誘致につながっています。

 観光の大切な要素は、「今だけ、ここだけ、あなただけ」と言われているそうですが、山梨を訪れる観光客に、今の山梨の魅力をこれまで以上に実感してもらい、滞在していただくだけでなく、リピーターとして再び訪れてもらうには、観光の要素を満たせる食の魅力は欠かすことはできないと思います。

 そこで、おいしさはもちろんですが、素材や生産者、料理人などと連携し、さまざまな形で食の魅力を提供していくことで、食を新たな観光資源としていくことが必要であると思いますが、御所見をお伺いたします。

 さて、横内知事におかれましては、最後の議会となりましたが、引退された後も、健康には十分御留意をされまして、これからも御活躍されることを心から御祈念申し上げまして、以上で私の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。

◯横内知事 食を生かした観光振興についての御質問がございました。

 県が毎年、実施しております観光客へのアンケート調査によりますと、観光消費額という面では、宿泊費の次に飲食費が高く、また郷土料理を観光の目的としている旅行者の割合は、大きく増加しつつあるなど、食は観光の極めて重要な要素となってきております。

 また、議員御指摘のように、単純に食を提供するというのではなくて、昇仙峡の「ほうとう味比べ」や、富士吉田市の「吉田のうどんスタンプラリー」など、生産者や料理人などと連携した取り組みが生まれてきております。

 県におきましても、ワインツーリズムや石和温泉の「こだわりの朝食」への支援も行ってきたところでございまして、今後も、地域の素材を生かした新たな食の開発を促進すると同時に、観光ネットの食の体験サイトで紹介したり、田崎真也氏が手がけているアンテナショップ「レストランY─wine」にやまなしの食として提供するなど、やまなしの食を積極的に発信し、誘客につなげていきたいと考えております。



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